アイデアとサービスが求められる店

近頃は繁華街にしても住宅街にしても、ある程度大きな通りに面していないと、美容院にお客が集まらなくなってきました。
その理由の筆頭と考えられるのは、髪を触ってもらうのはとことん納得できるところにしたい、という気持ちが利用者の側にあり、そのためには一つのところに決めずに、いくつもの美容室を渡り歩くことをいとわない人が多いからでしょう。
今回はここにしたけれども、いまひとつ仕上がりに満足できないから、次は違うところにしよう、という変更するという行為が、比較的簡単にできてしまうしまいます。
そうした性質があるからか、通り沿いにはたくさんの美容院が軒を連ねてお客さんの争奪戦を繰り広げることになります。
経営している側は大変でしょうが、利用する側としては店同士が競争をして腕を磨き、あるいはサービスの提供に工夫を凝らしてくれれば、これは願ってもない話です。
実際、夏にはひんやりと涼しくなってもらおうと、冷やしシャンプーなるものを始めた美容室がありますが、それが人気を博すと、そのうち我も我もと近くの美容室でもやりはじめます。
あるアイデアから生まれた画期的なサービスが、その後、真似されて同じように広まっていくというのはどの業種にもあることなので、それがまた店の固定化されたサービスの一つになるのでしょう。
サービスとして固定化されれば、次の作戦を考えることになる、そうやって美容院の生き残りは続いていくのだと思われます。